海外ドラマ「GRIMM/グリム」

第7話「森の中の少女」LET YOUR HAIR DOWN

森で大麻を栽培していたブレイクは、発覚を恐れハイキング中のカップルを殺そうとするが、物音を聞きつけ森の奥へと入って行くと、太いロープのようなもので首を絞められ殺される。現場検証に来たニックはデルマーに付着した長い毛髪を発見する。そして長い髪の人影を見つけ後を追うと、その人物が“ブルットバッド”に変身するところを目撃する。

ブルットバッド —その2—

第7話では自分をブルットバッドと知らず森で孤独な生活をする少女が登場する。モンローいわく、そういった可能性はあり、ヴェッセンが幼い頃養子に出された場合、養父母がヴェッセンではないと習性を教える事ができず、子供の困惑を理解できない。モンローも、ブルットバッドとしての自己の目覚めでは「唇が切れ、ズボンが破けて死ぬほどビビった」と言っている。本篇の少女ホリーの場合は幼い頃に森に置き去りにされ、以来、自分の身体の変化に脅えながら9年間も森に潜んでいた。失踪した少女がヴェッセンではないかと探しにきたニックとモンローによって発見されるが、モンローは「この子を今すぐ文明社会に連れて行くのはまずいと思う」と言う。傷のため熱にうなされていたホリーを、モンローはゴボウの葉を食べさせて解熱させる。

「ラプンツェル」『魔女に荒れ地へ追いやられ、少女は惨めに暮らした』

グリム童話に収録されている有名な童話は近年アニメーション映画化され、日本でも広く認知された。初版には性的な要素がかなり含まれていた。あるところに夫婦が住んでおり、妻は妊娠するが、隣家の野菜畑に植えてある“野ちしゃ”(ラプンツェル)が食べたくてたまらなくなり、夫がこれを盗んでくる。だが隣家の主人は魔女で、盗みを許すかわりに子供を渡すように言う。やがて女の子が生まれ、赤ん坊を連れていった魔女は子供にラプンツェルという名をつけ、森の中にある高い塔に幽閉して育てる。ラプンツェルは金色の見事な髪をもっていて、その長い髪を編んで塔の上から垂らすと、それを伝って魔女が上がってくるのだった。ある日、若い王子がラプンツェルの歌声を聞きつけて塔へやってくる。二人は恋仲になるが、それが魔女にばれてしまい、魔女は怒ってラプンツェルを荒野へ追放する。王子は魔女からそれを教えられ、塔から身を投げて失明してしまう。しかし7年後、盲目の王子はラプンツェルと再会する。彼女は双子の母親となっており、ラプンツェルはうれし泣きをする。すると、その涙が王子の目に落ちて、王子の目が治る。一家は王子の国で幸せに暮らす。

本編では、幼い頃に誘拐され、森に置き去りにされたブルットバッドの少女が9年間たった1人で生きながらえていたというストーリーになっている。少女の髪は長く伸び、少女はその髪を自在に使って敵を撃退していた。

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