シーズン5
第5話「ラット･キング」RAT KING
ロビー、ジョニー、チェスターの3人は“ネズミ叩き”をするためにゴミ集積場へ出掛ける。そしてライニゲンのリゾを見つけてからかうが、反撃されたことにカッとなり彼を痛めつけていた。そこへ巨大な何かが現れロビーとチェスターが襲われる。ロビーの恋人の話から3人はクラウストライヒであることがわかるが……。
ライニゲン
ライニゲンについてはシーズン1第5話「死の舞踏」を参照。
クラウストライヒ
クラウストライヒについてはシーズン1第16話「金の卵」を参照。
リーズン・ラタ
リーズン・ラタはヴェッセンであるというよりも「長い間、ヴェッセンの間で伝説として信じられてきた」存在である。モンローの持つ本によれば「リーズン・ラタは“ネズミの王”と呼ばれ、極めて恐ろしい伝説の存在として紹介されている。別名はレ・ロンジュール・ロワ、またはラット・キング。リーズン・ラタはライニゲンの窮地にのみ出現する生物で、その正体は恐怖に怯えた複数のライニゲンたちが集まって合体したものである。ライニゲンの遺伝子は非常に酷似しており、彼らが一斉にヴォーガすると細胞の増殖が促進されるらしい。細胞は個々の肉体を識別できないため、その結果ライニゲンたちは互いに混ざり合い、ひとつの結合体を形成する。その姿はモンローの言葉を借りれば「身長６メートルのネズミ版ゴジラ」。無毛、全体が灰色の皮膚に覆われた二本足のネズミ型巨人、といったところで、ランランと光る眼、巨大な爪と口を持ち、どんな暗闇にいても、鋭い嗅覚でヴォーガした敵を瞬時に発見することができる。弱いライニゲンたちを「ネズミ叩き」と呼んで狩る遊びをするクラウストライヒも、リーズン・ラタにかかれば生きてはいられず、無残な屍と化す。
「ハーメルンの笛吹き男」『ネズミどもだ！ 犬と戦い 猫を殺し…』
グリム兄弟をはじめ広く様々な作者によって書かれている民話。シーズン1第5話「死の舞踏」を参照。
